一般的な工場のコンプレッサが使用する電力の割合は、全電力の20%~25%と言われています。改正省エネ法施工により事業場単位から事業者単位に義務が課せられるようになり、中小規模の事業場を数多く設置する事業者も対象となりました。
東日本大震災以降、国内では製造の現場以外でも、より節電・省エネの意識が高まっています。
コンプレッサの新設・増設時に必要な空気量が把握できなかったために、必要以上のコンプレッサを設備されている工場を多く見かけます。
しかし、生産に必要な空気量は増減することがあり、空気を過剰に作り出しエネルギーの無駄が発生しています。
本来、生産量に合わせて圧縮空気の供給を増減させ、エネルギー量も比例させることが理想です。
従来の液体ポータブル機と同じ感覚で、エアやガスの流量を外側から測定できます。
プルダウンメニューから配管の寸法などを入力し、専用治具を用いてセンサを設置するだけ。複雑な調整をする必要はありません。
記録した流量データはワイヤレスでパソコンに転送し、表計算ソフト上でグラフ化することができます。
設置にかかる費用と時間を大幅に削減。
コンプレッサに負荷をかけません
変換器にて温度・圧力補正計算
固定値もしくは4-20mAアナログ入力を選択

超音波センサは電気信号と超音波シグナルとを互いに変換することで、スピーカーとマイクロフォンを組み合わせたような働きをします。
本流量計では配管の外側に設置した一対のセンサが、超音波シグナルの発信と受信を、各々が交互におこないます。
流体が流れているときは、上流側→下流側のシグナルの方が、下流側→上流側のシグナルよりも速く伝搬します。
発信されたシグナルが、配管内の流体中を伝搬して、他方のセンサにて受信するまでの伝搬時間を計測し双方向シグナルの伝搬時間の差を計算します。
このとき「伝搬時間差が流速に比例する」原理を用いたのが、トランジットタイム(伝搬時間差)方式です。
測定流体 | エア |
---|---|
配管口径 (A) | 20~300 |
配管厚さ | 別表参照 |
配管材質 | 全ての金属と樹脂(ライニング管は不適) |
測定精度※1 | 配管口径150A以上 ±1~2%読値 配管口径150A未満 ±2~5%読値 |
再現性 (%) | ±0.2~0.5%読値 |
測定流速範囲 | 正逆両方向、別表参照 |
レンジアビリティ | 150対1 ※2 |
測定 | ノルマル流量、実流量、質量流量、流速 |
温度範囲 (℃) | 標準 -40~+130 |
- ※1:測定精度は配管口径などにより異なります
- ※2:精度仕様は必要直管長をみたし、流速が1.5m/s以上ある場合に限ります。
配管口径 | 配管厚さ | 必要圧力(MPaG) | 最大測定流速(m/s) |
---|---|---|---|
20A | ≦1.8mm | 0.51 | 27.4 |
25A | ≦3.6mm | 0.51 | 27.4 |
40A | ≦3.8mm | 0.51 | 27.4 |
50A | ≦4.1mm | 0.51 | 27.4 |
80A | ≦5.6mm | 0.51 | 36.6 |
100A | ≦6.1mm | 0.51 | 36.6 |
≦8.6mm | 1.34 | 36.6 | |
≦17.3mm | 2.17 | 36.6 | |
150A | ≦7.2mm | 0.51 | 27.4 |
≦11.2mm | 1.34 | 27.4 | |
≦22.1mm | 2.17 | 16.8 | |
200A | ≦8.4mm | 0.51 | 24.4 |
≦12.7mm | 1.34 | 24.4 | |
≦22.4mm | 2.17 | 24.4 | |
250A | ≦9.4mm | 0.51 | 21.3 |
≦12.7mm | 1.34 | 21.3 | |
≦25.4mm | 2.17 | 21.3 | |
300A | ≦9.7mm | 0.51 | 16.8 |
≦12.7mm | 1.34 | 16.8 | |
≦25.4mm | 2.17 | 16.8 |
- ※ ご使用の配管口径と厚さから、必要圧力と最大測定流速を満たしているかどうかをご確認ください。
- ※ この表の必要圧力は金属配管の場合のみ適用されます。樹脂配管の場合は圧力にかかわりません。
本当に必要な空気量を測定すれば、コンプレッサのサイズダウン、すなわち省エネにつながります。
流量測定の結果に応じて最適出力機へ変更。年間を通じて生産減の時期に合わせれば最小設備で省エネ・資産減につながります。
時期的な増産時はレンタルで補えば常にエアの最適化となります。
圧損が予想される生産現場までの流量を測定し、その生産現場が使う流量にあった出力機をレンタルします。
生産の変動(ライン変更後・生産の増減など)の都度、再度流量測定します。結果次第でレンタル機を変更、もしくは返却できます。
外に置ける全天候型もありますので室内に設置する必要はありません。

リークディテクターは、配管などからの気体や液体の漏洩、回転機軸受の傷や潤滑不良により発生する超音波を検出し、高感度に捕らえるパラボラ集音器付きの超音波検出器(携帯型操業支援ツール)です。
検出した内容をLEDバーグラフ、数値、音で表します。
漏れ箇所の特定や軸受異常を発見できます。設備の診断ツールとしてだけでなく、計装エアの漏れの発見といった省エネ対策、環境保全対策、または安全対策に有効なツールとしてもご利用いただけます。
- レンタル料は全額費用処理できるため、コストの平準化が図れて、節税効果も期待できます。
- レンタルは完全なオフバランス処理ができ、資産圧縮による財務指標の悪化を防ぎます。
- 現場ごとの経費が明らかになり、原価管理が容易になります。
- 資産管理が不要なため、減価償却計算や税金申告など事務処理を簡素化できます。
- 不稼働時期の保管場所やメンテナンス費用が削減できます。
- 保有機械を適正台数にして、ピーク時にレンタルで対応すればコスト削減できます。
- 現場に応じた期間・台数・機種を選定できます。
もちろん、いつでも変更・返却できます。 - 常にメンテナンスされた商品をご利用できます。
- 例えば、ご購入前にレンタルで試されてはいかがでしょうか?
- 多種多様な商品をラインナップ。全ての機材が揃うため、調達の手間も省けます。
- 他社に真似のできないレンタル商品の高品質化。
- 万が一のトラブルにも万全なサポート体制。
- お客さまに合ったソリューションをご提案させていただきます。