
お客様の作業に安心してお使いいただけるよう、レンタル商品は、必ず安全性と性能の点検(目視・測定・作動・ブレーキなど)と各種検査装置をつかった定格荷重負荷試験をおこなった後に出荷しています。点検報告書ならびに負荷試験グラフも、ご要望に応じて提出させていただきます。安全かつ信頼ある施工のために、レンタルも高品質に着目して選びませんか?
当社の点検基準の一例をご紹介します。

安全性と性能の点検済み
(目視・測定・作動・
ブレーキなど)

各種検査装置をつかった
定格荷重負荷試験
済み

点検報告書ならびに
負荷試験グラフも
提出可能


各揚重機器メーカーとの打ち合わせを重ね、JIS B8155(電気チェーンブロック)またはJIS B8802(チェーンブロック)の要項を満たしたメーカー指定の年次点検項目を基本に点検内容および判断基準を策定しました。
通常、定期点検(3ヶ月点検または6ヶ月点検)時にしかおこなわれていない「フックの開き・チェーンの伸び」を点検項目に加え、更に点検終了後 「全ての商品に定格荷重負荷試験」をおこなっております。
点検作業には、メーカーのメンテナンス研修を終了した点検担当者のみが従事します。
本体外観点検項目(吊り設置した状態で点検)
- プレートまたは表示から吊り設置した状態で容量表示が読み取れる
- ボディ各部破損がなく、ボルト・ナット・割りピン類の緩み・欠落の有無
- ケーブル類は損傷なくキチッと取り付けられているか
- 継ぎ目のパッキンおよび給油孔からオイル漏れの有無
- チェーンバケットは変形・損傷の有無
吊り設置した状態でプレートまたは表示から容量が読み取れる
継ぎ目のパッキン
給油口からのオイル漏れ確認
バケットの取り付け金具の欠品および、
バケットの変形を点検
ケーブル・リモコンコード・保護ワイヤーの
破断・破損接続部の状態確認
上下フック点検項目
- 局部的磨耗の有無
- ねじれなどの変形・深い切り込み傷・シャンク部の片べりの有無
- フックは軽く回るか
- フックラッチはスムーズに動き正常に取り付けられているか
- フックの口の開き
フックの口の開きが規定の数値以内であることを目視とノギス測定で点検

- 外れ止めの変形が無いか点検
- フックが曲がっていないか点検
- 手で動かしまわるか点検
チェーン点検項目
- ロードチェーンの著しい錆・腐食の有無
- ねじれや異常な伸びなどの変形、および深い切り込み傷の有無
- チェーンにグリスを塗布してあるか
- ロードチェーンの磨耗の有無(5リンクの内サイズ)
- ・
ロードチェーンの磨耗が規定の数値以内であることを目視とノギス測定で点検

ねじれや異常な伸びなどの変形および
深い切り込み傷の有無の点検
定格荷重負荷試験
- 定格荷重で吊り上げられるか
- 定格荷重昇降停止時ブレーキの滑りの有無
チェーンブロック検査装置にて試験をおこないます。
定格荷重巻上げ・・・定格荷重 × 1.1倍
定格荷重保持試験・・・1分間で定格荷重 × 1.1倍を保持
※ 電気チェーンブロックはインチング操作にて定格荷重調整をおこないます。
無負荷時の機能点検項目
- 巻き上げ・巻き下げの作動は異音なく正常か
- リミットスイッチは最上昇時・最下降時正常に働くか
- リモコンの動作状況
作動検査
- ジャッキ本体の外観チェック
- リリーズバルブの作動
- ソケット曲がり
- 爪の変形
- 油漏れ
定格荷重負荷試験
爪付きジャッキ本高位置伸長時、定格荷重の負荷をかけ、ダイヤルゲージにて降下値を測定。3分間経過後の降下測定値が0.2mm以下ならば合格とする。
本体各部に異状は無いかチェックする。

本体に定格荷重の負荷をかけた状態
ダイヤルゲージ測定
本体外観点検項目
- プレートまたは表示の定格がはっきりと読み取れる
- 本体フレームに歪みやひび割れがないか
- 上下フックの変形なく、上フックが軽くまわるか
- フックラッチの変形や傷がなくフック内にキチッとおさまっているか確認
チェーン点検項目
- 著しい錆・深い傷の有無
- 溶接のスパッタ痕の有無
- ねじれ変形・圧痕の有無
- 摩耗の有無
機能点検項目
- 巻き上げ・巻き下げの作動は異音なく正常か
- 遊点状態でチェーン長さ調整がスムーズにできるか
- 手引き力は正常か
定格荷重負荷試験

- 定格荷重で吊り上げられるか
- 定格荷重昇降停止時ブレーキ滑りの有無
レバーブロック検査装置にて試験をおこないます。
定格荷重巻上げ・・・
定格荷重×1.25、20~30cm吊り上げ

購入すると、使わない時の管理やメンテナンスの煩わしさが伴います。
しかし、重量物を扱う揚重機材の特性から、品質の高い整備とメンテナンスは、作業の安全確保の最優先事項です。
事故が発生してからでは取り返しがつきません。
レントの揚重機材レンタルを活用すれば、点検や管理に必要な専門技術や人員・設備にコストをかけることなく、安全で高品質な商品をお使いいただけます。

購入しても、常に使うかどうか先が見えません。年に数回しか使用しない揚重機器であれば、「必要な時」「必要なだけ」調達できるレンタルを活用すれば、無駄がなく作業の効率化が図れます。
もし、同じ機材を作業のピーク時にあわせてお持ちの場合でも、最小限の保有台数を購入し、足りない台数をレンタル品に切り替えることで購入コストを抑えることが可能です。
また、最低限の保有台数にすることで保管にまつわるコストも圧縮できます。

レンタル料は全額費用処理できるため、コストの平準化が図れて節税効果も期待できます。
レンタルは完全なオフバランス処理ができ、資産圧縮による財務指標の悪化を防ぎます。
現場ごとの経費が明らかになり、原価管理が容易になります。
資産管理が不要なため、減価償却計算や税金申告など事務処理を簡素化できます。

静岡管理センターのご見学を受け付けております。
ご希望される方は下部リンク先のお問い合わせフォームに「管理センター見学希望」とご記入ください。
下記の取り組みををご覧いただけます。




